黄色いハンカチの意味を一人でも多くの人に知っていただきたいのです。困っている人だけが黄色いハンカチの意味を理解していても、ほかの人が気づいてくれなければ仕方ありません。車椅子が溝に落ちれば、手を貸してあげられる。目の不自由な人が困っていたら「どうしました?」と声をかけてあげられる。でも、内部疾患を抱えた人たちは、見た目ではわからないため、手を貸してもらえないことがたくさんあります。
こうして、誰にも声をかけてもらえず困った体験が「困ったときに、手を貸してもらえる合図がほしい」という、黄色いハンカチ運動が生まれるきっかけとなったのです。
誰もが認識できる色、目立つ色である黄色に思いを込めて、昭和63年にひとりぼっちの「黄色いハンカチ運動」のキャンペーンがスタートしたのです。
|